ハンガリーグランプリ

ハミルトンの2連勝で迎えたハンガリーグランプリ。
今戦も好調のハミルトンは予選でポールポジションを獲得。
2位にはコバライネンが入り、マクラーレンフロントローを独占。
対するフェラーリはなんとかマッサが予選3位に入るものの、
ライコネンは調子が上がらず6位スタートに。
他、最近自力をつけてきたように思えるトヨタと、
マシンには不満を抱えるものの、元チャンピオン・アロンソ
前戦2位フィニッシュで調子の上がってきたピケJr.を擁する
ルノーが共に2台揃ってQ3進出。
開幕当初、ルノーのポイント圏内進出は充分予想していたが、
ホンダがここまでペースを維持出来るとは、申し訳ないが正直意外でした。


さて、決勝。
F1GPでは何レースか、あまり頻繁にレースが行われることが無い為、レコードラインを外れると
非常にコースが汚れている、といった理由で奇数列グリッドの方が有利、というコースが存在する。
つまり、2位になるよりも3位になった方が有利(かもしれない)という事なのだが、
このハンガロリンクもそういったコースの一つで、今回3位スタートだったフェリペ・マッサ
見事なスタートを決め、まずはじめの加速段階で2位のコバライネンを、
そしてこれはレコードライン云々ではなく純粋にマッサを賞賛すべきだが、
1コーナーへの突っ込みでハミルトンをもオーバーテイクし、トップに立ってしまった。
マッサんはやれば出来る子!


まあ、そんな開始直後の一幕を除けば、基本的にこのハンガロリンクというサーキットは
抜くに抜けない、個人的にはあまり好みではないサーキットだったりする。
マッサは快調に飛ばし、ハミルトンとの差を広げる。
ガソリンは軽めだったか、上位陣では最初にピットに入るものの、
ハミも逆転出来るほどペースを上げることは出来ず、順位は変わらず。
このままでは逆転は無理か!?と焦るハミを不幸が襲う。なんとタイヤがパンク。
個人的にはハミのドライビングスタイルは、速い変わりにタイヤへの
負担もでかいのではないかと思ってます。
そしてマクラーレンのマシンもメカニカルグリップに頼る傾向が強い為、
時折タイヤのパンク、バーストという事態が起きているのではないでしょうか。
なんとかリタイヤは避けられたものの、順位は優勝争いってレベルじゃねーぞ、な位置へ。


ちなみにこの間、少し後方では延々と
「ちょwwww、俺今年もチャンピオン争いしてんっすよwwww」
「バーローwww、俺だって最年少チャンピオンに輝いた男だってのwww」
「最年少チャンピオンの肩書き奪われたくなかったら先行かせてくださいよwwww」
「やだねwwwwそれとこれとは話が別wwwつーか、ピケJr.に表彰台先立たれて俺涙目wwww」
な二人の争いが続いていたりしました。
この二人、仲が良いのやらなんやらw


終盤、二回目のピットでやっとアロンソをかわしたライコネン
運も良くペースも悪くなく3位を快走していたグロックを追撃。
この人はほんと波が激しいというか、その波の間隔が理解不能ですよね。
で、残り3周。
マッサんがいきなりエンジンブローでストップ。
……ここでマッサんの冒険を打ち切ろう。
今回ばかりはマッサんが気の毒かな、流石にw
タナボタ(という言い方は失礼だが)でコバライネンが初優勝。
グロックも初表彰台。予定より1段上で。
ライコも表彰台。
アロンソ4位、ピケ6位とルノーが2台とも入賞。
トヨタトゥルーリが7位に入ってダブル入賞。トリプル入賞というのは存在しませんが。
5位、ハミルトン、8位にはクビサ
BMWはここ数戦、調子が良くない。
悪い、というと贅沢だろうし、運の悪さもあるが、明らかに2強との差が開いてる感じが。


次戦はヨーロッパGP、初開催となるバレンシア市街地コース、
そしてお待ちかねのスパ−フランコルシャンと、楽しみなコースが続くだけに
夏休みが……邪魔なw