モーニングムーンを知ってるのに万里の河を知らなかったら怪訝な顔をされた。

・元タカラジェンヌがヘビメタ歌手に転身
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091118-00000045-spn-ent
ついに日本にもシンフォニックメタルのブームが!
……………………こない……よね。


知らない人は「なんでヘビメタ?」と思いそうだけれども、
知ってる人なら「あーなるほど、それはありかも」と思うようなニュース……かな?
これがデスメタルなら知ってる人でもなんでやねんと突っ込んだところかもしれませんが。
個人的には非常に興味深い組み合わせです。


既存の音源はタワレコ限定販売の「THE PHANTOM OF THE OPERA」と
カップリングの「ECHO〜蒼空の余響」の2曲。
早速聴いてみたんですが……
THE PHANTOM OF THE OPERAのカバーはお約束みたいなもんですかね。
Nightwishもカバーしていたので、聞き比べるのも面白いかも。
こちらのボーカルは好印象です。
ECHOの方は日本語詞の(多分)オリジナル曲。
こちらは妙に擦れたようなボーカルが印象的。PHANTOM〜を聴いてる限りは地で擦れてるようには思えないので、
スタイル、表現方法のひとつとしてやってみました、ということなのだろうか。
単純に好みでいえば、これよりもPHANTOMで見せたオーソドックスなボーカルの方が好みなのだけれども、
こういった試みがなければLIV MOONの独自性も産まれないだろう、と考えれば、
否定すべきでは無いのでしょう。


曲そのものはというと、PHANTOM〜の出だし、どこかで聴いたような……というよりは
どこでも聴けるようなドラムリフや、ECHOの23秒あたりから加わるメロディ、
そして男声コーラスなどがどうも軽く……というか、安っぽく感じてしまうのが気になるところ。
前述のボーカルの件もあわせて、他の曲も聴かないことには、まだ諸手を上げて賞賛というわけにはいかないものの、
日本発のシンフォニックメタルというのは、それだけでも期待したい物件ではあります。