カナダGP レッドブルで祝杯を

決勝
1位:R.クビサ
2位:N.ハイドフェルト
3位:D.クルサード

( ゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚) …!? 


どちらに驚けば良いのかわからない……


というわけで、結果だけを見れば今シーズン屈指のサプライズとなったカナダGPは
シーズン開幕から速さを見せてきたクビサが自身初、チームとしても初となる優勝を成し遂げ、
2位にはハイドフェルトが入りBMWの1・2フィニッシュ、そして3位には秘奥義・確率変動を発動させた
我らがヒーロー、デビッド・ペヤングクルサード先生が今シーズン初の入賞を表彰台で飾りました。


波乱が起きたのは15周目付近、スーティルがマシントラブルでリタイヤ。
マシンを止めた位置が悪く(どちらかというとコース自体が悪いのだが)、セーフティーカー導入。
先行逃げ切りを画策していた上位陣のアドバンテージは一気に消滅することに。
ピットレーンが開くと同時に1位から7位までが全員ピットへ。
大混雑のピットレーン。我先にと出口へ。
それまでの順位とピットの位置の関係からか、BMWクビサが真っ先に出口へ。
ほぼ並走するようにライコネン。だが、ピットレーン出口は赤信号でまだ開いておらず、両者ストップ。
止まっているライコネンのケツにハミルトンが突っ込んできてまあ大変。オマケにニコも。
なんとピットレーンでのクラッシュでライコネンとハミルトンがリタイヤという事態に。
ハミルトンはやっぱり周囲が見えなくなるタイプなんでしょうか。
まだデビュー2年目ってのはありますが、これ以降も続くようならちょっと……
この時点でトップはハイドフェルト。その後ろにバリチェロ、中嶋、ウェバー、クルサードと、
燃料を多く積んでいたマシンが続く展開に。


以降、バリチェロ遅いタイムが上がらない中、ハイドフェルトが一人逃げ、ピットイン。
まだ40周以上残っているものの、1ピットに切り替え、燃料満載、ソフトタイヤでピットアウト。
今度はガソリンが重くてタイムの上がらないハイドフェルトアロンソを押さえ、クビサが逃げる展開に。
バリチェロのピットインから更に2周粘って先生ピットイン。
この粘りでバリチェロの前に出れた事が表彰台をもたらせたといっても過言ではないでしょう。
ちなみに33周目にピットに入った中嶋は何故かハードタイヤのままピットアウトで、変則の2ピット作戦。
このあたり、作戦がおかしいという意見もあれば、中嶋に1ストップは無理、という手厳しい(かもしれない)意見も。
セーフティーカーが引っ込んだ後、早い段階でバリチェロをかわした上で、1ピットに切り替えていれば
表彰台のチャンスくらいはあったかもしれませんが、流石に優勝のチャンスとは右京さんの
贔屓の引き倒しも良いところだと思います。
この後中嶋はバトンのケツに接触→ピットレーン入口で、落ちたフロントウィング
マシン下部にもぐりこみステアリングを切れなくなり壁に衝突、というリタイアっぷりを
かましてくれるわけですが……まあ、前車のリアに接触してしまう事も、
落としたフロントウィングの上に乗り上げてしまう事も、時折見る光景ではあります。
そのうえで、更にピットレーンの壁にぶつかる光景はあまり見ませんが。
それよりは、やはりバリチェロを抜けなかった事の方が厳しい評価をされる要因になる気がします。


終盤の見せ場はベッテルvsコバライネン。STR3を駆るベッテルコバライネンを押さえきり、
前戦モナコに続くポイントを獲得。
やはり本当に飛びぬけた才能を持つ者はどんなマシンであろうとも、その才能の片鱗を見せるものなのでしょうか。
マッサも給油トラブルからなんとか順位を持ち直し5位フィニッシュ。


今シーズン初のフェラーリマクラーレンもいない表彰台となった結果、
ポイントリーダーはなんとクビサに。
とはいえ、ここまで2位2回、3位1回、4位2回、ポイント獲得出来なかったのはセーフティーカー中に
中嶋にオカマ掘られた開幕戦の1回のみ、という安定して高い成績を収めてきた事を考えれば、
なんと、などというのは失礼な言葉かもしれません。