バーレーンGP 決勝

クビサBMW初となるポールを獲得という、予想外の状況からのスタート。
しかし、スタートで出遅れてマッサにポジションを譲る事に。
コース上の破片を拾ってしまったところをライコネンにも抜かれてしまう。
しかし、その後はライコネンを追走する走りを見せただけに、余計スタートの失敗が悔やまれる。
ここ2戦、予選でクビサに前に出られているハイドフェルトは6位スタート。
スタート直後、トゥルーリに前に出られたものの、レース開始直後の決して良いとはいえない路面状況の中、
トゥルーリ、そしてコヴァライネンオーバーテイク。そして4位でフィニッシュ。
地上派ではどうも扱いが悪い……というか、空気扱いのハイドフェルトだが、
意外と彼は印象的なオーバーテイクが多い。
まあ、ここ2戦に関してはスタート付近で順位を落としたのを挽回してるだけ、
というのが本当の所で、素直に喜べないのも事実だが。
結局、BMWが3位、4位を獲得。
今回はコヴァライネンがレース開始直後にフラットスポットを作ってしまったり、
ハミルトンがスタート大失敗→アロンソのリアに追突、と、マクラーレン二台が踏んだり蹴ったりの
展開だった所為もあるが、BMWにしてもハイドフェルトは週末を通してマシンのバランスに苦しんでいた事を
考えると、いよいよトップ2に自力で噛みつけた、と言えるのかもしれない。


結局、優勝はマッサ。
いろいろネタにされつつも、空気のように優勝。
やっぱりバトルにならなければ速いのか。
ライコも2位で、フェラーリは1-2フィニッシュ。
コヴァライネンが5位。
散々な週末となったハミルトンはノーポイント。
結果、ドライバーズランキングはライコネンがトップ。
三戦ともそこそこの順位でポイントを獲得したハイドフェルトが2位。
その下、同ポイントでハミルトン、クビサコヴァライネンが並ぶという状況に。
昨年、少なくともマスコミ的には、ハミルトンとコヴァライネンを同列になど扱っていなかったが、
こういう状況を見ると、ルールに置けるマシン性能のイコールコンディション化は
もっと推し進められるべきなのかもしれないと思ってしまう。


入賞争いでは、鶴さんがまたもや6位に。
7位ウェバー、8位ニコと、予選番長揃い踏み。
トヨタレッドブル、ウィリアムズ、ルノーの4チームが今年の入賞争いか。
いや、全チーム、もう一人のドライバーが微妙なだけに、
トゥルーリ、ウェバー、ニコ、アロンソの4人が入賞争いと言った方が正しそうか。
といいつつ、今回はグロックアロンソを抑えて9位完走。
しかし、次のスペインGPまでは少し間が開き、更にヨーロッパラウンドに突入という事で、
上位争いの3チームも含めて、力関係がどう変化することか……
それにしても、ホンダは入賞争いは出来そうな予選結果なのに、
何故かレースになるとドタバタと……助けて、ロスえもーん。


中嶋は3戦連続完走車中最下位という状況は何とか回避。
今後のヨーロッパラウンドで、いよいよ評価が決まってきそう。
個人的には中嶋よりはピケの方が速い気がするのだが。