マレーシアGP決勝

噂のルーキー、ルイス・ハミルトンがデビューから2戦連続の表彰台フィニッシュを飾る一方、
フェリペ・マッサの駄馬ぶりが光ってしまったマレーシアGPでしたが……


F1はまずマシンが勝てるマシンかどうかで大方勝負が着く、といった意味の言葉を残して
F1を去ったのはファン・パブロ・モントーヤでしたが、既に移籍先のNASCAR
勝利を挙げている事を考えれば、彼が速いドライバーであったことは間違いないのでしょう。


しかし、今年のマクラーレンが勝てるマシンであることは間違い無いとはいえ、
ハミルトンの走りは脅威と呼ぶに値するものだったと思われます。
そして、そのハミルトンに良いようにあしらわれた(ようにしか見えない)マッサは、
どう贔屓目に見ても、チャンピオンの器では無いな、と思わされるGPでした。


これでマッサは開幕から2戦連続でベスト4以内でのフィニッシュを逃す事に。
フェラーリ陣営の心中は穏やかでは無いでしょうが、
マフィアの親分にしか見えない某ルノーチームのボスならば、
「次、表彰台乗れなかったら首な」
と宣告していそうな気すらしてしまいます。


そのルノーは決して調子が良いとは言えないものの、
フィジケラ6位、コヴァライネン8位とダブルポイントを獲得。
シーズン中盤までには無視出来ない存在となりそうです。


BMWは相変わらず片方にトラブルが出ているものの、
ニックは2戦連続で4位入賞。
今のところ、フェラーリマクラーレンの2強に追いすがれる
最有力候補なのは間違いないようです。
安心していると、ルノーに追い抜かれてしまうかもしれませんが……