オーストラリアGP予選所感

ポールにライコネン、2位にアロンソと、今年のチャンピオンシップ争いの本命2人が
フロントローを分け合う形で予選は終了。
ちなみにQ1はライコがトップ、Q2でアロンソが取り返し、Q3でライコネンが再びトップに立つという張り合い様。
この2人、ノリノリである


これまでテストで速くても……とか、フリーで速くても……と言ってきた気がするが、
もちろん予選で速くても、決勝で遅くては結果には結びつかない……が、
予選で遅いマシンが決勝で速くなることはほとんど無いのが現実だ。
逆は結構ありえるが。


3位にはハイドフェルトBMWクビサが5位にも入っており、
いよいよその速さが本物である事を証明してくれるのだろうか。
ニックはインタビューで散々三味線を弾いていたが……
同様に、4位にハミルトンがつけたマクラーレンもマシンの出来の良さが伺える……が、
多くの人が心配してるであろう信頼性の有無ばかりは本番にならないとわからないのが不安の種。
フィジケラはなんというか、ファンの駄目な方の期待を裏切らずに6位止まり。
救いがあるとすれば、チームメイトのコバライネン(新人)の方が後ろという事くらいか。
前述の「予選で速かったのに決勝で遅くなる」最右翼が7位、8位、9位につけたウェバーとトヨタ勢。
ウェバーは予選番長の面目躍如だが……まあ、そういう仇名がつくこと自体、
決勝でのへっぽこぶりが際立ってるわけで……
10位タクマ、11位デビッドソンと超アグリは超躍進。
タクマは祝・Q3進出だが、結局すぐ後ろにアンソニーの影。今年のタクマはチームメイトが最大の敵か。
結局予選ではそれほど調子の上がらなかったウィリアムズは12位、15位。
ルノーコバライネンも13位。ヨーロッパラウンドまでは少々つらい戦いが続くか?
マッサはトラブルが出て16位。押されたらチームメイトを上回る活躍が出来なくなる
不思議なボタンはミハエルがいなくなっても付いたままなのだろうか。
ホンダは14位、17位と冗談にならない位置に。
テスト時は決して遅すぎる、というタイムではなかったはずだが、
よほどこのサーキットとは相性が悪いのだろうか。
以下、テールエンダー争いはトロロッソの2台が前、スパイカーが後ろでスタートを迎える事に。
両チームとも、マシンの外見のアップデート具合から、もしかしたらという思いはあったものの、
結局はいつもどおりな位置に。
見かけほどには他チームとの差は埋まらなかったという事なのか、
それともテールエンダー争いから抜け出すには、それ以外の部分のリソースが重要なのか。
しかし、それではアグリの躍進っぷりに納得いかないものがあるが……


結局のところ、トヨタが頑張ったのとホンダがやばいのを除けば、
前評判と予想から大きく外れる事は無い結果といった風味。
あ、アグリも頑張ってるか。