あの国で開催されているオリンピックも前半戦が終了しました。
ラソンの開催中に自爆テロとか起きなくてとりあえず一安心です。
日本のマラソン代表は二人ほど自爆してしまってるあたりは笑えませんが。


柔道は予想されていた事とはいえ、流石にアテネオリンピックほど金メダルを取ることは出来ませんでした。
ルールの変更だとか、戦法のレスリング化だとかいろいろ言われていますが、
個人的に思うところを幾つか。


まず、女子48kg級準決勝、谷vsドゥミトルで谷にのみ指導が出た事についてですが、
現在のルールでは指導は出来る限りどちらか一方にのみ出す事になっているようです。
個人的にはこのような状況の場合、強いとされている側に指導が出るべきだと思います。
あなたは実力で(というか実績で)上回っているのだから、有利に戦いを進められていないのはおかしいですよね?
だから、ペナルティはあなたに与えますよ、という理屈です。


次に女子57kg級3回戦、佐藤vs許岩。
佐藤が2回掛け逃げで指導をとられ、ほとんど攻めているように
見えなかった許岩が勝った事で物議を醸した試合です。
これも別に許岩を擁護するつもりもなければ、佐藤を貶すつもりも無いのですが、
背負いの掛け逃げというのは、本当に返しようの無い技なんです。
他の技ならば返せる、というわけでは無いですが、背負いの掛け逃げは
やられたら本当にどうしようもない。
あれが掛け逃げだったのか、本当に崩れてしまったのかわかりませんが、
判断のつけようが無い以上、厳しくとられるのは仕方ないと思います。


後は78kg超級の決勝戦です。
最近僕が良く口にしている言葉の一つが
「ルールは守らなければいけないんじゃなくて、破らなければ良いものだ」
というものなのですが、まさにその通りにやられた感じです。
帯は1回の試合中に何回以上解けた場合注意とか、これだけの堅さで結ばれてなければ駄目、
というルールが無いですしねぇ。
そのあたりは遅延行為だとかで指導が入っても良いのかも知れませんが、
それでも最期に一本判定の投げを食らった言い訳にはならないでしょう。
まー逆だったら(塚田が同じような事して勝っていたら)みんな文句言わないでしょうし。
日本の選手が絡んでないところで起こった事でも問題にしないでしょ。
その程度の問題だと思います。