Fate/Zero2'TurboEXrev.2 〜馬鹿スパナよ永遠に〜

「後の責任取らないでいいから書いた。(登場人物を)殺せればそれで良かった。
 今は自分ところの仕事をしている」
と誰かが言ったかどうか不明ですが、いよいよFate/Zeroが完結しました。
前巻あたりから死ぬべき運命だった人は死んでいってましたが、
今巻も盛大に死神の鎌は振り下ろされております。
「俺悪くないもーん。死ぬように設定したのは菌糸類だもーん」
という誰かの笑い声が聞こえてくるかのようですが。
まあ、男の死に様を描かせたらエロゲー業界No.1(かもしれない)の男に
描いてもらえたのは幸運な事だったのかもしれません。
タイプムーンの世界感でありながら、ウロブチズムに満たされた、
エロゲーマニア垂涎の作品はその期待を裏切る事無く完結したと思います。
エロシーンは一切ありませんが。ええ。一切。グロシーンなら一杯。
逆にこうなると、きのこ版第四次聖杯戦争を読んでみたくなるのが
困ったものです。
以下、ネタバレ有りのどうでも良い話。

とりあえず、バーサーカーの正体は予想通り湖の騎士、サー・ランスロットでした。
本当に予想してたんですよ。一巻の頃から。
アーサーに縁(恨み)がある、あらゆる武器を使いこなす、となると
ランスロットあたりじゃないのかな〜と。
しかしまあ、あれですね。
セイバーは今回トップクラスに不運なサーヴァントだったような気がします。
同じものを目指しながら、その道程において全く相容れる事の出来なかった主従の不幸ですね。
対抗馬はランサー。あっちはマスターが(能力はともかく)小者だっただけという感じですが
……ああ、こんな役回りばかり与えられてしまう我らが兄貴達に幸あれ。
ヴェイパー君も小者っぷりじゃ引けをとりませんが、多分あっちの二人はベストカップルでしょう。
どっちが主でどっちが従かは問わないのが礼儀。
ベストカップル対抗馬は龍ちゃん&キャスターで。


更にどうでもいい話。
ロード・エルメロイが当初の予定通りライダーと契約交わしてるとどうなってたんでしょうねー。
数日でエルメロイが胃悪くしそうな気がしますが。
後、絡む事のなかった切嗣と我様とか。
我様的価値観としては切嗣は「面白い奴」なのか「つまらん奴」なのか。
切嗣の抱く夢は我様を満足させるだけの途方の無さな気もしますが、
求めるものは正反対のようだし。