新リプレイシリーズ第三弾、Waltzが開幕。
グレートソードを愛する筋力馬鹿娘、イリーナ・フォウリーを主人公格に擁し、
シビアさと腹黒さを萌えの仮面で隠した秋田みやびGMに起用して
リプレイシリーズに萌えを持ち込む事によって復活を果たした第一弾、
超虚弱生命力男クレスポを主人公格に抜擢し、
その周囲をゲームシステムに精通したベテランで固め(多分)、
更にGMには「いじられ系」「ほぼ素人」「腐女子」藤沢さなえを迎える事により、
力任せに頼らないプレイスタイルとGMいじりで前シリーズとは
違った魅力を得た第二弾に続く第三弾となります。


今回もPCは5人。
ほとんど伝統と化している気もする怪力少女ファイター・キーナを初め、
精霊使いのブランシェ、チャ・ザの神官アイル、頼れる盗賊の兄貴ディケイ、
そして呑気な関西弁を操るエルフの魔術師ナジカ先生(電撃作戦は行わない)
というメンバーになっております。
そういや、バブリーズ一の筋力を誇るあのお方はソーサラーでしたか。
少女つー歳でもなかったけど。
で、今シリーズはキャラクターメイキングに副能力値当て嵌めルールを採用。
これはサイコロを振って出た数値を予定しているクラスに
必要とされる順に当て嵌めていく事によって、
低い目はあまり重要でない能力値に回されるシステムです。
(PCの種族が人間の場合のみ)
これをつかっていればクレスポ
器用度22・敏捷度22・知力14・筋力14・生命力16・精神力6という、
クソ面白くも無い使い易い能力値に出来ていたルールなのです。
ちなみに、今作の盗賊、ディケイ兄貴の能力値は
器用度22・敏捷度23・知力15・筋力19・生命力16・精神力8。
副能力値当て嵌めルールを採用したクレスポ
グレードアップしたような能力値となっております。
つまり、超・真・クレスポ改って感じ。
シーフに苦労したへっぽこーずからも、クレスポの生命力に苦労した
ぺらぺらーずからも垂涎の的になりそうです。


ただ、このシステムを使った場合、よほどおかしなダイス目が続かない限り、
あまり極端な能力値にはならない為、見てる側の面白さだけを追った場合、
能力値的に地味なキャラになるという欠点が存在しています。
まあ、基本的にTRPGってのは見てる人を楽しませるものでは無いのですが。


そして、今回最大のトピックが新しい戦闘ルール、SEコンバット。
一応、ベーシックルールの簡易型という事になるわけですが、
リプレイを読んだ感じ、個人的にはコンピューターゲームRPG
戦闘っぽいなという印象を受けました。
とはいえ、成否云々を述べるにはまだ早すぎるだろうし、
今後を見ていきたいところです。