ヨーロッパGP決勝

1周目、第1コーナー、オーバーテイクをかけてきたモントーヤに、止まりきれず突っ込むウェバー。
のっけから、今日のやっちゃったで賞決定。
やはりスタートが良くないウィリアムズ、ハイドフェルトライコネンに先を行かれ2位に。
地上波解説、うるさい!マシンの差なんだよ、マシンの!スタートで負けるのは想定の範囲内なの!
その直後の順位……1位ライコネン、2位ニック、3位トゥルーリ、4位クルサード
……え?■先生!?あんた、なんでこんなところにいるんだ〜!?
後で録画を見直すと、スタート後、インベタのラインを取っていた先生。
同じくイン気味のラインをとっていたウェバーが曲がりきれずに、後続を一気にスウィープ。
先生の目前にはモーゼの十戒の如くクリアーなラインが開き……12位→4位のスーパージャンプアップ。
レース後のコメントを見ると、初めからアクシデントが起き得る事も考えて、あのラインを取っていたとの事。
これが経験の差、ベテランの味という奴なんですね、先生!
で、その後、ピットレーンの速度違反でまろやかにピットスルーペナルティ。おい!あんた本当にベテランか!?
それでも全般を通して良いペースを維持し、最後にはファイナルラップライコネンの痛恨のリタイヤにも
助けられ、今期自己最高タイとなる4位でフィニッシュ。
今回の(いろんな事を)やってくれたで賞はクルサード先生に決定。
ま〜あれだ、後一歩で表彰台に届かないまろやかさが良いんだよね……よくねえか。
しかし、19戦もある今シーズンも7戦、3分割なら前半戦を終了した時点でレッドブル
これだけの戦闘力を維持し続けてるのは正直、驚きの一言。
モチベーションという点では、モナコを除きポイントを獲得し続けてこれているのも効いてるんだろうか。
既に、去年の倍近くのポイントを稼いでいます。


他、今回から復帰のBARは2台揃って期待外れ。早い出走順、古いエンジンという不利な点もあったものの、
絶対的にパフォーマンスが不足している様子。カナダ、アメリカGP次第では今年は絶望的かも。
ルノーは予想通り凋落……とはいかず、今回起死回生の優勝。
なんとかタイヤを持たせて、ライコネンとのマッチレースにアロンソが勝利。
ウィリアムズ、ハイドフェルトの3ストップ作戦はやっちゃったかな、と思ったものの、
同じ作戦だったバリチェロを押さえ込み2位でフィニッシュ。
ちょっとアロンソとの差が開きすぎてたのが問題か。


ここまで終わって、ドライバーズはアロンソが独走状態なものの、
コンストラクターズでそれほど差が無いのはフィジケラの不調……というか、不運故か……
といって調べてみると、ウェバー、フィジケラ、ラルフ、モントーヤのポイント差ってほとんど無いのね。
で、アロンソが抜きん出てるものの、ライコネントゥルーリハイドフェルトも団栗の背比べ状態。
今年は去年より面白い……かな?