今年のお気に入り 其の一

去年はSound Horizonがヒットしていた音楽、
今年最もヘビーローテーションだったのは妖精帝國でした。
方向性はALI PROJECT系とでも言えば良いんでしょうか。
ゴシック入った感じのビジュアル系つーかセカイ系つーか。
乱暴な言い方をすれば、サンホラも似たようなもんかもしれませんが。
まあ、ウィキペディアの冒頭の一文

妖精帝國(ようせいていこく)は、日本の音楽ユニットである。所属レコード会社は、ランティスになる。
“人間がいつしか忘れてしまった「妖精を信じる純粋な心」を思い出してもらう”というコンセプトの元に
活動している。人間界で言うところのファンを臣民として、ライブを式典と呼称する。

ってのだけで、大方は想像してもらえると思います。
モウオナカイパーイ。デモスキー。


初聴きは舞-HiMEのアルバムに入ってたlast momentとFortuna。
甘く、どこか叙情的な歌声と、様式美的な泣きのメロディーが耳に焼きつき、
ついつい手はアルバムの方へ。
アルバム「GOTHIC LOLITA PROPAGANDA」はほとんどベストアルバム状態ですが、
そうとは思えないくらい纏まりが良い出来です。
こういう系統のアーティストの曲で纏まりなくてどうすんだとか、
ぶっちゃけワンパターンって事じゃね?とか、全く否定しませんが。
11月に新作「metanoia」も発売されてますが、
こっちはミニアルバムのため、ボリュームに欠けるのが残念。
次のオリジナルフルアルバムの登場が待ち遠しい所です。



ちなみに音楽の次点はそれほどヘビーローテーションではなかったものの、
世界樹の迷宮のサントラ。
確実にウィザードリィを彷彿させる3Dダンジョンの迷宮探索ゲーに
古代祐三&FM音源ゲームミュージックという、狙い撃ち具合。
中でも後期バトル曲「鉄華 討ち果て朽ち果て」と
第5層フィールド曲「遺都シンジュク」は一押し。
情景と共に変化していくフィールド曲は全体に良い出来ですが、
特に第5層はゲーム内容と相まって、忘れがたい曲になっています。