アメリカGP

昨年は悪夢のような茶番劇の舞台となったインディアナポリス・モータースピードウェイで今回も我らが■先生が魅せてくれました。
「第一コーナーのアクシデントは、ほとんど毎年のことなので、スタートポジションより順位が落ちても、そのままにしておいたんだ」
と語るどうしようもないまろやかさ加減……いや、ベテランならではの判断力でスタート直後の混乱を避け、10位に浮上。
浮上つーか前が消えただけ、などという無粋な事は言わないのがここでの嗜み。
その後は前にニコ・ロズベルグ、後ろにビタントニオ・リウッツィを従え、延々と編隊走行。リウッツィに突かれまくってたじゃねえかとも言わないのが以下略。
リウッツィの僚友、スコット・スピードアメリカ人ドライバーだからなのか、独走してるトップなんぞ映しても
つまんねーから、接近戦してるところ映せ馬鹿野郎!というお国柄なアメリカだからなのか、前戦、カナダGPに続いて頻繁に映る先生の姿。
そんな中、6位を快走していたビルヌーブBMWエンジンがEND。先生の順位は9位に浮上、ニコを抜けばポイントゲットという位置に。
そしてニコがピットイン。先生はどうだ!? ……1周目、入らない……2周目も入らない……いつまでたっても入らない。
どれだけ燃料積んでんだよ!と誰もが突っ込みたくなるような1スティント目を終了させた後、ピットロードからの
合流地点〜第一コーナーでのニコとのバトルを制し、8位でコースに復帰、ついにポイント圏内に!
その後、残り10周というところで、CMの間にラルフがマシントラブルで消え、7位に。先生はそのまま走りきって7位、2ポイントゲット。
トニオは57周目、コース上でニコをかわし自力で8位、1ポイントゲット。トロ・ロッソはこれがチームとしても初のポイント獲得。
北米ラウンドの2連戦を8位、7位という好結果で終わらせ、来期のシートを手元へと手繰り寄せた我らが■神、
デビッド・クルサード先生はヨーロッパへと舞い戻るのでした。


あ〜タコは……久々に追突→リタイアのゴールデンコンビネーションを披露してくれました。
確かに果敢な攻めの走りは蛸ちゃんの持ち味なのかもしれません。
ただ、何故他のドライバーに比べ、蛸魔ばかり同じようなぶつかり方が著しく多いのか、
チームも本人もよく考える必要があると思います。