男たちの大和

今更だけども、近所の二番館みたいなところに来たので見てきました。
オーソドックスな話ですが、泣かせる為の映画としての出来そのものは良好。
「もう会えない君を、守る」
という話で泣きたい人は見に行って損は無いです。むしろ、泣キ方、用意。
開始10分で泣けます。
逆に、それ以外の目的でいったら、期待を裏切られるかもしれません。
どういうものを期待しているのかわかりませんが。
大和のセットには6億円かけたそうで、それだけに安っぽく見えたりはしないものの、
非常にマニア向けな兵器(というか大和)の描写があるわけではありません。


そういや、大和って最後の菊水作戦時(天一号作戦時)、甲板を塗装していたか、
していなかったか、完全には判明してないらしいですねえ。
していなかった、という意見のが今は多数派のようですが。


後は、中村獅童は何やっても中村獅童だよな〜とか、
反町、割烹着似合いすぎとか、まあその辺はどうでも良い事ですが、
ほぼラスト、大和が沈没した地点へやってきた鈴木京香仲代達矢
何度も「北緯30度43分、東経128度04分」を言い過ぎ。
まあ、これは大和が沈んだ場所であり、それだけ訴えたい事なんだろうけども、
「ここが北緯30度43分、東経128度04分です」
「北緯30度43分、東経128度04分……」
「北緯30度43分、東経128度04分、ここに大和が沈んでいるんですね……」
なんかもう、こんな感じ。
ちょっとこれだけは……ギャグ一歩手前というか、むしろ手遅れというか……
そのあたりを除けば、2時間を越えながらも中弛みすることもなく、見応えのある作品です
泣きすぎて疲れましたが。