2005年シーズン最終戦となった中国GP、結果はアロンソが終始逃げ切り7勝目。
ライコネンは追い上げを見せるも逆転ならず、モントーヤはコーストラブルとエンジントラブルでリタイヤ、
フィジケラはSC時の後続車押さえ込みのペナルティを受け、顎はスピンアウト。
バトンと■先生はSC導入が不運な方向へばかり働き、ズルズルと下位転落。
それでも1ポイントをもぎ取るバトンと、まろやかにポイント圏外へ脱落してしまう先生の間に、
なんらかの差があるのやらないのやら。
ラルフ、クリエン、マッサは2度目のSC時にピットへ入らない作戦が巧を奏し、ラルフ3位、クリエン5位、マッサ6位という結果に。
なんとなく、今シーズンを象徴するような結果になった気がします。
フライング、芝刈り、マシントラブルと、余すところなくネタ師ぶりを見せ付けてくれたあの方も、
今シーズンを象徴するような結果な気がします。……今回は他人様を巻き込んでないから許してやらあ。


ついに終了した、長かった今シーズン、終わってみれば、開幕戦から
速さと安定さを見せ付けたルノーアロンソがダブルタイトルを獲得という結果となりました。
フィジケラは本人もマシンも何故か微妙に安定してなかったけど。
最後までコンストラクターズを争ったのは名門マクラーレンメルセデス
18戦中10勝、ライコネンアロンソと並ぶ7勝を挙げながら、両タイトルを逃す事となったのが
頻発した多種多様なトラブルの所為なのは間違いないでしょう。


そして大躍進を遂げた今年のトヨタ。開幕戦こそ今年も駄目か……と思ったものの、
マレーシアから大変身、その後全レースでポイントを獲得という素晴らしい結果に。
何故かシーズン前半と後半では二人のドライバーの調子が逆転してるけど……
マシンがどんどんラルフ好みになっていったのだろうか。
今シーズンは散々だった印象のウィリアムズ、BARには大差をつけたものの、トヨタにも大差をつけられるという位置に。
ニックが負傷で離脱しなければ、もう少し結果は違っていたか?
終盤もマシンそのものが良くなった印象はなかったので、あまり変わらなかったかもしれないけれども。


ある意味、ウィリアムズよりも散々だったBAR。序盤はマシンが駄目。
サンマリノで蘇ったかとおもいきや、マシンのルール抵触で2戦出走停止。
それでもフランスから残り10戦全てでポイントゲット、2回は表彰台にのるなど、持ち直したものの……
このチームのこのポイント状態はほぼ全て1ポイントゲッター佐藤琢磨の活躍によるものと言って良いでしょう。
本当に1ポイントで終わるとは思わなかったわ、マジで。
BARから4ポイント差で7位につけたのが、ジャガーを買い取ったレッドブル
新参チームとしては(元がジャガーとはいえ)、34ポイント獲得というのは望外の結果といって良いのでは。


フェラーリの不調もあってか、レッドブルの後ろに沈んだザウバー
マッサの頑張りばかりが目立った感があるわりに、ビルヌーブも2ポイント差の9ポイントをゲット。
働かなきゃと言われまくってる割には、意外と働いているのか……?
ジョーダン、ミナルディはレースの結果には得に言う事もないんだけれども……
来年は3チームとも名称を変更。
ザウバーBMWに買収され、BMWレーシング(仮)に。
ジョーダンは既に親分になっているミッドランドへと。
ミナルディレッドブルのジュニアチームとして、スクアドラ・トロ・ロッソ(チーム・赤べこ)へ。
さて、ジョーダンとミナルディはどう変わるのか……楽しみではあります。