カオシックルーン

第一部完、ということで少しばかり振り返ってみる事に。
週刊少年チャンピオン2003年11号〜2004年35号、全71話。
連載前は、「はぁ?ブロッコリーの企画?どうせまた、萌えだとかなんだとか言って、くだらねえ漫画始めるんだろ」とか思ってました。
しかし、何故か蓋を開けてみれば漫画家は山本賢治。何故。何故。何故。
山本賢治で萌えさせるのか?無理。無理。無理。ブロッコリーの求めてるものとは元から方向性が違ってないか?
しかし結論を先に言うと、この選択は正解だったのだろう。
死亡率の高さに、「やっぱりヤマケンだな……」とか、クランのあの体操に「ヤマケン、実はブロッコリーに喧嘩売ってるのかな……」
とか思いながらも、毎週、純粋に楽しみにしてたのだから。
……不純に楽しみにしてた部分もあるけど。
後、一時チャンピオンで最も楽しみな漫画だったのはTWO突風!だったりもしたけれども。(魔神銃編後期〜打ち切り展開前くらいまで)
でも、もしもカオシックルーンが、萌え絵柄の、白痴女ばかりが跳梁跋扈する漫画になってたら悲しいでしょう?(笑)
あ〜まあ、カオシックルーンにも馬鹿女はいましたが……でも、前者のような事になっていた場合問題なのは、馬鹿な事が問題にならないことなんだよな……
というわけで、カオシックルーンという作品を、きちんと少年漫画として世に送り出してくれた山本賢治先生には多大なる感謝を奉げても良いのではないだろうか。
カオシックルーン2での、更なる暴走を期待しつつ。