人の振り見て我が振り直せ、とは有名な格言だが、実際にそれを行うのは
容易い事では無いようで……
俳優、高岡蒼甫がフライデーに宮崎あおいとの同棲をすっぱ抜かれた後、
反日小僧が!等と叩いた巨大掲示板……2ch住人に対し、自身のブログに
「たまには外に出て陽を浴びて欲しい」などと反論……というか馬鹿にした
文章を掲載→2時間後に削除、という炎上ブログで良く見れるような反応を示した。
そして、削除後のブログには、
「マネージャーから説教くらった。
 反省。ガキだな。
 自分が恥ずかしい。」
という文章を残した。
この行為そのものが、僕はガキですと喧伝しているようなものだが、
本人が気付いているのかどうかは不明だ。
わかっていて、わざとやっている可能性も否定出来ない。
とはいえ、結局のところ、彼もブログ……というよりは、
インターネットというものを理解出来ていなかったのだろう。
もう少し……いや、かなりよく考えてから発言するべきだったのだ。


さて、よく考えてから発言しろ、と言えば、球団解散を撤回した萩本欽一である。
無論、自らの率いるチームのメンバーが……というか山本メンバーが淫行事件を起こした
という事で、随分とショックを受けたであろう事は想像がつくし、
それに関する責任の取り方の一つとして
チームの解散というのは別に避難するところでは無い。
だが、それを差し引いても、今回の萩本欽一
俺様劇場ぶりには嫌悪感を抱かずにはいられない。
チームの選手、関係者の多くに相談もしてないであろう突然の解散宣言、
その記者会見中の山本メンバーに向けてのコメント
「チーム、なくなっちゃったよー」
なくなっちゃったよー、では無い。おれ、デビルマンになっちゃったよー。
相談も無しに、自分で無くすと言い出しただけだ。
だいたい、上のコメントなど、山本メンバーに対して
「てめえのせいだ、デブ、ボケ、カス、ロリコン!死ね!」
と言っているのと同じようにしか思えないのだが……
無論、山本メンバーを擁護するわけでもないので、言うなとは言わないが。
で、結局のところ、解散宣言→周囲からやめないでーの声→やっぱりやります、
というこの流れ、素晴らしき自作自演にしか見えず、といった所なのだ。


……で、最後、野球繋がりという事で。
http://www.excite.co.jp/News/society/20060723010700/20060723M40.132.html
要約すれば、雨天ノーゲームを嫌がった本荘の監督が、選手に三振してこいと指示し、
ゲームの展開を早め、それに対し、高野連はフェアではない、と始末書の提出を命じている。
しかし、このエキサイトの……配信元の毎日新聞の記事は、あまり良い記事とは言えない。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/hsb06/news/20060722i112.htm
これが、読売オンラインの同ニュースの記事である。
違いは本荘の監督のコメントがあるかどうか。
そして、本荘の監督が言うところの相手チームの遅延行為が
事実ならば、(高野連の決定は別として)
どっちがフェアプレーだ、という論議も起こりえる所だ。
意図的かどうかは伺いしれないが、本荘側のコメントを載せず、一方的に
悪役としようとも見れる毎日の記事は誉められたものでは無い。
また、相手チームの監督のコメントだが、まあ選手は頑張っていたのだし、
気持ちはわかる。気持ちはわかるが、やはりコメントは選ぶべきだ。
「ばかにされた思いで大変悔しく、憤りを感じている」
12-1で負けていたチームの監督の言うべきセリフでは無い。
高校野球だから……などという神聖視をしなければ、
馬鹿にされて当然の負けっぷりである。
その始末書提出を命じられた本荘は本日甲子園行きを決めた。


追記。
うちの市内には、廃校前最後の甲子園県予選を部内の暴力事件でフイにした
大川東高校という愉快な高校が存在していたりする。


追記2。
偶然にも山本メンバーと同じ、17歳の少女に酒を飲ませてレイプしたと言われる
元木メンバーや、婦女暴行で逮捕された杉山メンバー、車庫飛ばしの篠塚メンバーなどを
抱えていた自称・球界の盟主読売巨人軍がいまだに存在している事を考えると、
ゴールデンゴールスが解散する必要などどこにも無い気がしなくもない。