CASSHERN

カテゴリー、映画かもしれんけど、地上波放送見ただけだしね……
エヴァにリアルタイムで脳みそを破壊された世代として、
セカイ系の展開には拒否反応を持ってるわけなんですが、
それを除いたとしても、少々褒めたくは無い出来栄えでした。


きっと映画公開時に多くの人が書いてるだろう事だけれども、
少々……いや、かなり……致命的なまでに、紀里谷監督の情熱が先走りすぎですね。
多分、先っちょが触れもする前に出ちゃってます。
で、肝心なところ、キャシャーンキャシャーンである理由……例えば、
「たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体、
 鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる!」
を捨ててまで、キャシャーンでなければならなかった理由がわかりません。
正直、この作品はキャシャーンでなければ、また別の評価が出来ていたんですが、
これがキャシャーンである以上、この作品を認めたくは無いです。
まあ、映像は綺麗っちゃ綺麗なんですが、でもある意味出来の悪いアニメかな……
実写作品でアニメ的演出なんてのは、さほど効果が無いんじゃないかな。
そういった演出でこれは凄い!と思った事は……多分無いです。