高遠るい「CYNTHIA THE MISSION 1」

以前、電撃帝王の時に話に上がった高遠るいの初単行本。連載はZERO-SUM増刊WARD。
ジャンルとしては美少女格闘物……というか、暴力物。
格闘部分に限らず漫画的要素が非常に高いので、リアルさを求める人には向いてません。
漫画は漫画として「そんな馬鹿な」事も気にせず、もしくは苦笑しつつ読みましょう。
美女で野獣あたりを楽しめる人ならば、これも楽しめるかもしれません。
ただ、あちらに比べればこれは幾分シリアスというか、説教臭いというか、
真面目な部分があるので、そのあたり人によって好みが分かれるところでしょう。
後は、この作品、随所にパクリというか、パロディーというか、オマージュというか、
とにかく元ネタが容易に見て取れる部分が存在するのが問題といえば問題です。
遠野家長女とか。
です……が、世の中にはそこら中から節操無くネタ、要素をかき集めてきて、萌え系の絵をのせて
送り出す、ミキサーのような有名漫画家もいるのでもうそのあたりは問題にするだけ無駄かもしれません。
後は、結構人がドバドバ死んでるので、お子様の教育に良いかどうか知ったこっちゃ無いですが、
そんなもん騒ぐくらいなら先にテレビドラマなんとかしろと思います。
毎日のように殺人事件が無料で駄々漏れだし。
ゲームの暴力描写、性描写でガタガタ騒ぐ国で、あんなのが許されてるのが信じられませんね、俺は。