ジャガー、F1から撤退

日本球界が史上初のストに揺れてる頃、F1界でも衝撃の顔面……いや、衝撃のニュースが。
フォード本社が経営の傾きから、ジャガーコスワースの売却、F1からの撤退を発表しました。
ここ数年言われ続け、しかし効果的な打開策も打ち出せなかった費用の高騰による問題が表面化してしまいました。
表面化というより、起きるべき事態が起きるべくして起きてしまった、というだけの事と言っていいのでしょう。
と言っても、別にF1界で撤退は珍しい事ではなく、ここ数年でもアロウズプロストが破産して
レースを続けられない状況に追い込まれています。
なので、このニュースで驚くべきところは、ついにワークスからも撤退するチームが、という事と、
コスワース撤退したら、同じエンジン使ってるジョーダンとミナルディはどうなるの?という二つでしょう。
最悪、下手すればこの2チームも巻き込んでアボーンです。
まあ、ポール・ストッダートもヅラも百戦錬磨のビジネスマンだから、なんとかしそうですが。
しかし、こういう状況を見てると各チームのワークス化というのは弊害の方が大きかったのかな、と思います。
まだF1は上位にいる幾つかのチームが完全なワークスでは無いところに救いを残しているようですが。
90年代前半までのF1は今からは想像もつかないくらい混沌としている状況でした。
予備予選なんてのがあったりね。
ワークス化は技術の進化と、F1というモータースポーツの洗練化を促しましたが、
その一方で混沌とした状況の中に宿る活力、底力のような物を失わせたような気がします。


F1関係のぐだぐだ話、明日以降に続く。