スパイダーマン2

MJが美人とはとても思えませんでした。
やはり「スパイダーマン」の魅力はアクションシーン。
ビルの谷間に糸をのばして飛んでいくあの姿が、何故にあれほどまでに格好良いのだろう……
やっぱりサム・ライミだからか?
ただ、今回はスパイダーマンと言うヒーローであることが、ピーター・パーカーという青年の人生に関して、
決して幸せだけをもたらしているわけではない、という苦悩するヒーロー像を描いている事もあり、
少々敵役のドック・オクに関しては物足りなさを感じないでもない。根っからの悪人、というわけでも無いしね。
金属製アームの描写も、動きそのものは凄いんだけれども、使われ方が意外と限られていたのが気になる点か。
無論、見た目派手なら良いというわけではなく、スパイディにしても、基本的には

  • 壁にはりつく
  • 糸を飛ばす(何パターンか有り)
  • 驚異的な身体能力

と、正味のところ、糸の使い方だけで様々なアクションを行っていると言っても過言ではなく、
武器をたくさん内蔵してるから偉いのよ〜というわけでは無いのだけれども。
このあたりの物足りなさは、ドック・オクの人間部分がアクション時にさして動かないあたりにも原因があるのかも。
ただ、全身でアクションをするスパイディとの対比はとれてて良いのかな?


ちなみに、夏見正隆の、たたかう!ニュースキャスターシリーズでも同じような悩みを持つヒーローの姿が描かれてます。
……まあこっちはどちらかというとパロディーになるのかもしれないけど。